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三字熟語を中心に、五字熟語やその他漢字に関する記事も書いていく


by jitenfeti
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 ネット上には、情報があふれており、かつ書籍等で探すより簡単に調べられますね。

 漢字に関してもそうですが、根拠というか典拠が書かれていないものが多く、独りよがりのものも少なくありません。

 また、書籍のように多くの人の目を経て出るということは、まれですから、入力ミスや勘違いも多くなります。

 一般の書籍の場合、その素人が書くことは、自費出版を除けば、まず不可能ですから、ある程度以上の水準が期待できますが、ネット上に公開することは、原則誰でもできますから、情報の正確性には、疑問があります。

 ブログならコメントで、ホームページなら掲示板で、根拠を尋ねてみましょう。

 いいかげんな情報を垂れ流している人ほど、都合が悪くなり、機嫌が悪くなるか、無視されます。

 漢字に関して言うと、65画以上の漢字が、ネット上で、明確な根拠とともに示されたことはありません。

 そのようなあやふやな情報を信用しないようにしましょう。

 きちんとした情報がほしければ、国立国語研究所などに問い合わせれば、すむことなのです。

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# by jitenfeti | 2006-06-17 12:14 | 漢字一般
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 親字数19,700、熟語120,000、解説の質・量ともに一冊本漢和辞典の最高峰。

 『学研漢和大字典』を27年ぶりに改訂。

学研新漢和大字典 普及版
藤堂 明保 加納 喜光 / 学習研究社
スコア選択: ★★★★




 普及版は、中型漢和辞典として、初めて10,000円を切る9,240円(机上版は、24,150円)で、全JIS漢字対応版。高校生用漢和辞典が物足りない方には、最適である。普及版は、中型漢和一の軽さもあって取り扱いも便利だが、字が小さすぎると言う方には、机上版がお薦め。

 他の1冊本中型漢和辞典として、『大漢語林』などがあるが、いずれも発売から10年以上経っており、同書と『新大字典』が、JIS第1第2水準及びJIS補助漢字対応。『大字源』は、4巻本の『広漢和辞典』とともにJIS第1第2水準にすら対応していない(両辞書ともに特色のある優れた漢和辞典であるが、これだけコンピューターが発達した時代にJIS漢字に対応していないというのは、大きな欠点となる。)。

 『学研新漢和大字典』の元版『学研漢和大字典』の編者は、字源研究の碩学として、『字通』の白川博士と並び称される一方の旗手、藤堂博士。改訂された本書の編者は、改訂作業開始以前に藤堂博士がなくなられているので、現実には、その弟子の加納博士。

 私は、『字通』とともに同書を所有しているが、白川説やその他の字源説の信奉者であっても、手に取られる価値ありと思っている。

 国字説のある字を中心に約120箇所にわたる改訂意見を出し、約100項目を採用した旨、連絡を受けた。

 アマゾンのデータからすると、高校生用の小型漢和辞典と同列に比較しても売れているほうに入り、同社の『漢字源』より売れ行きが上であるのは、中型辞典の中では安いほうであるとはいえ、ちょっと驚きである。

学研新漢和大字典 普及版
藤堂 明保 加納 喜光 / 学習研究社
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# by jitenfeti | 2006-06-11 12:30 | 漢和辞典
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 この字、「妊娠」の「妊」と同じ意味だといえば、国字ではないかと思う方が多いのではないでしょうか。

 身重は、「みおも」と読めますから、日本人が国字を作る感覚に近いと思うのも、不思議はないことです。

 もっとも、国字は、中国人が、会意や形声といった方法で漢字を作ったのに倣ったことですから、漢字の中に国字っぽく見えるものがあっても当然のことですね。

 しかし、この字以上に、日本人の感覚にぴったりの漢字があります。

 「夕偏に食」で、「夕食」の意です。

 この字は、漢和辞典にも出ていることがありますから、ご存知の方もいらっしゃると思います。

 2字ともに、中国の漢字であって、国字ではありませんが、国字だと紹介すれば、疑う人が少ないのではないかとも思われます。
# by jitenfeti | 2006-06-11 12:04 | 漢字一般
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 漢字の専門家というと、漢字のいろいろな分野に精通していると考えていませんか。

 私の他のブログや他の方の掲示板で、幾度も述べてきたように、漢字の専門家であっても、国字に関しては、まったくの素人と言って良いレベルの方が多くいます。

 異体字についても、同様のことが言えるのです。

 信じ難いことかもしれませんが、漢和辞典の編者の先生も例外ではなく、この漢和辞典の編者は、異体字の素養に欠けるなと思うことは、度々のことです(国字に関しては、ノンプロレベルだが、漢字に関してはアマチュアの私から見てもそのレベルと思える)。

 たとえば、「之繞に下」という字は、異体字の入門レベルの方でも「箱構えの中に下」の形までは簡単にたどり着けます。

 この形に近い字を中心に異体字に関する辞典や専門書を見ていくと、この字が「匹」の異体字であることが、さほどの苦労なしにわかりますが、漢和辞典によっては、義未詳と出ています。

 もっとも、ベトナム漢字や日本語に特有な意味があることまでは、漢和辞典に求めるレベルではありません。

 次に「加の下に大」の字は、JISに入っており、「いかるが」という地名の「か」に当てられていることまでわかっていますが、義未詳とされることが少なくありません。

 この字の場合、「賀」の簡体字に似ていることや「加の下に天」が「賀」の異体字であることが異体字の入門辞書である「異体字辞典」(柏書房)に載っており、「加の下に大」も草書体ではあるものの同じところに出ていることから、「賀」の異体字であることが簡単にわかるはずです。

 「就の下に火」にいたっては、「万葉集」で有名な「にぎたづに」ではじまる歌の「にぎ」に当てられており、普通「熟」の字に翻刻されていることを考えれば、「熟」の異体字であることが簡単にわかると思うのですが、現実には、未詳としている漢和辞典もあるのです。

 このようなことについても取り上げるため、「ブログ和製漢字の辞典」のミラーサイトを「国字のブログ」とはせずに国字と異体字のブログとしたのです。これで単なるミラーサイトでなくなったという効用もあったということでもあります。
# by jitenfeti | 2006-05-21 10:47 | 異体字
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 学名に対する日本名に該当する和名は、学問的には、カタカナで表記することになっています。

 そういう意味で言えば、ウシ・ウマ・イヌ・ネコと言ったポピュラーな動物名さえ、カタカナ表記することに問題ありません。

 しかし、現実には、このような基本的な動物名は、漢字表記されることが多く、現代以外の書籍では、かなり難しい動物名の漢字が多用されており、専用の読み方辞典まであります。

 また、「鮎」は日本では「アユ」ですが、本来「ナマズ」を意味する漢字であること、その他多くの動植物をあらわす漢字が日本と中国では、意味する動植物が異なることは有名です。

 しかし、これらのことが漢和辞典などにきちんと書かれているとは限りません。

 たとえば、「スギ」は日本原産の木で、中国には1,000ほど前に入ったに過ぎないことから、「杉」が本来「スギ」を表す漢字として作られたはずはなかったことは、当然のことでありますが、このことに触れられていることは、まれです。

 これらに関する知識や動植物一般に関することを書くために、gooブログで、動植物と名前漢字のブログを作りました。

 読み方辞典については、第1回に取り上げた名前漢字と名付けお助けブログで紹介しています。
# by jitenfeti | 2006-05-19 09:56 | 名前漢字